ウィーンを発つ前日、何回もウィーンに来ていながら、今までやり損ねた事を
やろうと思い立ちました。
①シェーンブルン宮殿グロリエッテでお茶する。
(宮殿内を見学していていつも時間切れになる)
②金のシュトラウス2世像で記念写真を撮る。
(いつも車で通り過ぎてしまう)
ということで、この2つは簡単にクリアーしてしまいました。
肝心な話はこれからです。
シュトラウス2世像のある市立公園には高級レストランがあるという、うろ覚えの
情報確かめようと地図を眺めていると、確かにレストランマークのSteirereckと
いうのが出ています。内容は全く分からず、記念写真でも撮ろうと店の正面に
まわると、何とそこには大きなRelaise&Chateauxのマークが付いています。
(後で調べたら、ウィーン唯一のGault Millau□□□□、Michelin☆☆でした。)
ここまで、オーストリア郷土料理ばかり食べてきたので、こんな所で出会った
R&Cではどんなものがいただけるのか好奇心は膨れ上がるばかりです。
店に入っていく人の様子を見ているとドレスコードがあるようで、皆それなり
の服装で、迎えるドアマンも黒服で恭しい態度です。
夫婦でお互いの服をチェックすると、私は襟付きニットカーデガン、ボタンダウン、
妻はモンクレールのジャケットにニットセーター、ボトムは2人共ウールスラックス、
靴は革です。まぁ何とか入れないこともないけれど、予約もしてないアジア人だし
多分断れるだろうと思いながらダメモトで飛び込みました。
レセプションのマネジャーに「予約してないけど・・・」とと告げると、「・・・」数秒沈黙
の後「OK」となり席に案内されました。その席が何とフロア全体が見渡せる中央の
ボックス席(ということは、みんなから見られる)で妻がいきなり狼狽えだして、「ここ
に来ると分かっていたちゃんとした服を着てきたのに」とか「今日はネックレスもし
ていない」などと言うものですから、私も「分かっていたらジャケット着てきたよ」と
言い合い、落ち着くまでに少々時間がかかりました。
頃合いを見計らったようにマネジャーが現れメニューとワインリストを差出ました。
ここはじっくり時間をかけてと、おもむろに目を通します。
所謂定食はなく、前菜からデザートまで自分で選ぶ形です。ワインはオーストリア
からフランス、イタリア、スペインなど、ウイスキーもしっかり揃っています。
フランスに行く時と違ってメニューの下調べしてこなかったのが悔やまれます。
(でもこんなシチュエーションになるとは思っていなかったヨ・・・汗)
妻のために前菜から順にメニューを英文和訳しますと、妻はこの時点で「あなた
に任せるわ」と権利放棄ですが、デザートだけはしっかり自己主張しました。
仕様がないので、二人が好きそうなものを選びますが、ところどころ知らない単語
があり料理の姿がはっきりしませんが、まぁこれも旅の経験と割り切りました。
ちなみにウィーンのレストランだけあって、グラーシュやシュニッツエルもありました
が、これは除外しました。
写真の許可をいただきましたので、原文メニューと共にじっくりと料理をご覧いた
だきたいと思います。
先ず前菜の前にというものがいくつか出てきました。
青い草の中に細く見えるのが果物の皮のチップス。
セロリの間に見えるのがセロリの酢漬けと奥が自家製グルッシーニ。
牡蠣殻に入った川鱒マリネ フレッシュオイスターの風味。ザルツの岩塩添え
合わせたワインがこれ。ウィーンのホイリゲZahelの白です。
ワインを飲みながら、周りを見まわしていると、私達の後から入ってくる人も皆
おハイソな感じです。最後はほぼ満席になりました。
パンも10種類ぐらいを保温プレートで持ってきて切り分けてくれます。
バターもちょっと細工がしてあります。
前菜から順にご紹介します。
Golden Beets with Caesar's Mushroom,Dried Figs and Frankincense.
Charoal Grilled Tubers with Tumeric `Caviar'&Shoots.
ここで赤のグラスワインをお願いしましたが、これもウィーンのホイリゲ製でした。
Lightly Smoked and Pan-Fried Veal's Liver with Liquorice,Grapes&Radish.
Crispy Crepes with Japanese Medlar,Violet&Medlar Kernel Ice Cream.
Java Coffee with Yellow Dates,Plum&Cinnamon Flowers.
これで終わりかと思いきや、プチフールがドライフルーツのスライスとチョコレ
ートの食べ放題。(ここの名物だそうですが、そうも食べられませんでした)
サプライズはこれで終わらず、最後にレストルームをお借りしたら、こんなアート
な空間で却って落ち着きませんでした。
最後までサプライズ続きのSteirereckでしたが、大満足と共にいい旅の思い出
になりました。